そもそもおまとめローンって何ですか?
最近何かと宣伝広告などで目にする「おまとめローン」ですが、こちらがどのような借入方法なのかご存知でしょうか。
名前の通り、「借金を一つにまとめることができる」借入です。
この一つにまとめることの意味を説明しましょう。複数の金融機関から借り入れをしている場合、例えば、アコム、プロミス、アイフルなどの大手の消費者金融からお金を借りているとしましょう。
そして、ある会社の「おまとめローン」を利用すると、その会社が他の会社の借入代金を代わりに支払ってくれて、三つの会社ごとに分けていた借金を「一つの会社から借り入れしている借金」として一本化する、という意味です。
この一本化にはメリットも当然ありますし、デメリットもあるにはあります。
おまとめローンのメリット
さて、まずはおまとめローンのメリットを見ていきましょう。
一つのメリットは「金利率の均等化あるいは低下」です。
一本化する先の金融機関が、現在借り入れをしている複数の会社と比べて金利率が低い場合だと、当然発生する金利率は少なくなります。
つまり、発生する金利がこれまでと比べると少なくなるのです。
例え、低下させることができなくとも、バラバラだった金利率が同じ利率になりますので、発生する金利自体も多少は抑えることができるでしょう。
二つ目のメリットは「返済先が一つになること」です。
上述の通りおまとめローンは一社に借入先を限定することですから、メリットどころか至極当然のことを言っているだけのように聞こえると思います。
ですが、借入先を一つにまとめるということは、返済の手間を少なくすることができ、返済ごとに発生していた手数料なども、これからは発生するとしても一社分にだけ限られるようになります。
つまりは、手間が無くなり手数料分がお得になるというメリットがあります。
また、これら以外にも「返済計画が立てやすくなる」「どれくらい借入をしているのかが分かりやすくなる」「多重債務者から卒業できる」というメリットがあります。
おまとめローンのデメリット
次はおまとめローンのデメリットを見ていきましょう。
まず挙げられるのが「金利が低くならないことがある」ことです。
メリットと真逆になるのですが、このようなケースが発生するのは、借金を一本化する先の金融機関が、現在借り入れをしている金融機関よりも高い金利率を適用させている場合などによく発生します。
おまとめ先の金利率についてはよくよく調査しておくとこのデメリットは防げそうですね。
二つ目のデメリットは「全額のおまとめができない場合がある」というものです。
おまとめローンは基本的に全ての借金をまとめることに意味があるのですが、おまとめ先も金融機関であることに変りはなく、一人の利用者に対して貸付可能な金額にも上限があります。
もちろん、おまとめローン専用の商品なども用意されていますが、それらを見ても上限金額はきっちりと決められています。
そして、それ以上の金額をまとめることはできず、上限いっぱいの借金のみがまとめられるというケースが発生するのです。
一本化することによる上記に挙げたメリットを十二分に受けられないので、こちらもデメリットとして考えていいでしょう。
おまとめローンには以上のようなデメリットがあります。
またおまとめローンにかぎらなくても、中には債務整理をした方がいいケースの方もいらっしゃいますので、おまとめローンにするかそれとも債務整理にするかは、状況によって正しい選択ができるように、事前に考えたり、窓口などに相談に乗ってもらったりするようにしましょう。
おまとめローン・借り換えローンQ&A
よくある質問はおまとめローンに申し込んだ結果、審査NGだったという声を聞きます。一体なぜでしょうか。
Q.他社借入れが現在4社(プロミス、イオンカード(リボ)、アコム、新生銀行)全部で300万円あります。過去に何度か延滞したことが何度かあります。先日、おまとめローンに申し込んだのですが審査が通りませんでした。理由は何なのでしょうか。
A.延滞したことが原因です。延滞は個人情報機関(ブラックリスト)に金融事故として掲載されてしまいます。
おまとめローンの審査は通常のキャッシングよりも審査が厳しくなっています。